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by californialiving
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ボランティア

今日、初めて、ボランティアに参加した。
参加したのは、老人ホームのボランティア。
ずっとやってみたかったボランティアだ。

まずは行ってすぐに私は大失敗をした。
私は入り口近くの外のベンチに座って、人を待っていた。
そこに建物の中からおばあちゃんが車椅子で近づいてきて
「ドアを開けて」というしぐさをした。
よく考えれば、開けちゃいけなかったんだけど
私は困っているんだと思って、ドアを開けようとしてしまった。
慌てて、走ってきたスタッフ。
「開けてと言われても、開けないで」
詳しく理由は聞かなかったけど、外に出るときは
許可なり、決まっている時間があるのかもしれない。
「どうして出ちゃいけないのよ」と悲しがるおばあちゃん。
私の不注意で、申し訳ないことをした。




気をとりなおして、中に入る。
その老人ホームには日系の方がたくさん入居してて
私はその人たちにために来たのだ。
話相手になればいいんだろうな~と思ったら、
話せるのは半分くらいの方だけで
残りの方は高齢なのか、話そうとしても声が出なかったり、
話しかけても反応がない。
正直、私は何をしていいのか分からず
しばらく突っ立ったままだった。

でも、そのあとに一緒に塗り絵をしたり、
マネキュアを塗ってあげたり、
歌を歌ったりしてるうちに、なんとなくどうすればいいのかわかってきた。
おばあちゃん達は話せないながらも
私が話しかけていると、時々にっこり笑ってくれるし、
体をさするととてもうれしそうだ。
なんとか初めてのボランティアを終えることができた。
今度はもっとうまく接することができるようになりたい。

老人ホームには、初めて入った。
日本でも私は行ったことがない。
1番印象的だったのは、入り口のところで
ずっと会いに来てくれる人を待っているのだろうか?
車椅子に乗ったおじいさん、おばあさんが
じっと長い間、外を見つめたまま待っていることだ。
誰かを待っているとしたら、本当にかなり前から待っていることになる。
それとも外に行きたいのだろうか?

自分が忙しいときは、病院やホームのお見舞いは
それがとても近くであってもけっこう大変だ。
「あー、今日は疲れているから」とか
「今日は時間がないから」と誰でもなると思う。
でも、ずっと外を見ているおじいちゃん、おばあちゃん達を見たときに
待つほうは本当に楽しみに、ずっとずっと待っていることがわかって
本当に心が苦しくなった。
待つっていうのは、そうとても待つほうの側にとっては長いし、
つらいことでもある。

人は誰でも年をとる。
私は将来ホームに入るだろうし、
両親もいつか入るかもしれない。
そのとき、どんなに自分が忙しくても
疲れていても、今日見た光景を
今日思った気持ちを忘れないでいたい。
by californialiving | 2006-10-05 12:32
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